「目標は世界一」と誓った武田さん（中央）と田鍋町長（右）

「世界一目指す」

　２本のロープを使いアクロバティックな技を競うダブルダッチ。道南唯一のスクール「ＨＫＲ　ＪＵＭＰＲＯＰＥ　ＣＬＵＢ」（川南光代表）の武田晃弥さん＝壮瞥小６年生＝が、中学生以下の全国大会「ｆｒｅｅｌｙ２０２４ＪＡＰＡＮＦＩＮＡＬ（フリーリー２０２４ジャパンファイナル）」（実行委主催）で３位に輝いた。「反省が残る。中学校になっても続けていきたい」と飛躍を誓う。

　武田さんがダブルダッチを始めたのは３年生。同スクールの体験会に参加したのがきっかけ。「通して技ができたときがうれしい」とやりがいを語る。６月に開かれた「オンライン予選Ｓｅａｓｏｎ３」で優勝を果たし、全国の切符をつかんだ。

　大会は３日、札幌市のフリースペース「ＥＺＯＨＵＢＳＡＰＰＯＲＯ（エゾハブサッポロ）」で開かれた。２８人が出場。予戦７ブロックの優勝者とピックアップ選手がそろった本戦は、トーナメント形式。審査員３人が４５秒間のパフォーマンスを見て勝者を決める。武田さんは準決勝で大阪の中学２年生相手に敗れた。悔しさを胸に臨んだ３位決定戦の相手は同じく大阪の中学１年生。決勝で披露する予定だっただったパフォーマンスで挑み、見事勝利。「まずまずだった」と振り返る。

　１５日に町役場で田鍋敏也町長に受賞を報告。目標を聞かれると「世界一になる」ときっぱり。田鍋町長は「みんな応援している」と激励した。

　武田さんは横浜市で１１月９日に開かれた大会「ＴＨＥＯＮＥ’Ｓ歴代王者へ挑戦の巻」にも出場。一般を含む出場者約８０人中６位だった。