木と触れ合う機会を通じて森林づくりへの関心を高めてもらう「木育・森づくりフェア」が１６日から２日間、イオンモール釧路昭和の１階サンコート広場で開かれている。会場には初日から多くの親子連れなどが訪れ、木工体験をしたり木製遊具で遊び、楽しい時間を過ごした。

　同フェアは、釧路町村会の「環境保全型森づくりプロジェクトチーム」と「くしろ森と緑の会」が呼び掛け人となり、釧路、根室管内の森林、林業に関わる国や道、関係団体などが連携、協力して実施しており、今回で１２回目。

　会場には木の砂場や積み木といった遊具に加え、松ぼっくりを利用したミニツリーづくりやシマエナガをモチーフにしたバードコールづくりなどの体験コーナーが設けられ、子供たちは木育マイスターのアドバイスを受けながら、木に親しむ時間を楽しんだ。

　市内から訪れた海野蒼依ちゃん（６）は、バードコールとミニツリーづくりに挑戦。「松ぼっくりの飾り付けが楽しい」と笑顔を見せた。母の真由香さん（３４）は「子供が工作好きなので来てみた。喜んでくれて、作業にもすごく集中している」と話し、親子でイベントを満喫していた。

　同フェアは１７日も午前１０時～午後４時まで開催している。参加無料。

木工体験を楽しむ参加者