【網走】各年代の卯年生まれが一堂に会して交流する「網走卯歳会」が、網走セントラルホテルで開かれた。

　この会は卯年だった１９９９年に初めて開かれ、今年で23回目。今年も約１２０人の卯年生まれが集まった。最年長は１９２７（昭和２）年生まれの中原みどりさん（97）、最年少は、２０２３（令和５）年生まれの水澤風那ちゃん（１）。

　会の冒頭、澤田利昭会長があいさつに立ち、この会を始めた先輩たちに敬意を示すとともに「今年も卯年生まれで交流してたのしみましょう」と呼びかけた。

　また、能登半島地震や豪雨で被災した石川県に義援金を送るための募金箱を用意していることも伝え、参加者の協力を求めた。ここで集められた募金は直接、石川県に送るとしている。

　乾杯の後は、宴会が始まった。テーブルについた参加者は、自分とは違う世代と会話したり、ほかのテーブルに同級生を見つけて駆け寄り、近況を語り合うなどしていた。

　ステージでは、各地のイベントなどに出演している女性ボーカルデュオ「フミカナ」の歌謡ショー、また協賛企業などがが提供した賞品が当たるお楽しみ抽選会もあり、世代を超えて盛り上がった。

　この会は卯年生まれの交流を目的としているが、学年などは年度で区切られるのが一般的なことから、卯年の翌年１─３月のいわゆる「早生まれ」の人なども入会を認めており、幅広い交流が特長となっている。