優雅で軽快な演奏を披露する北部航空音楽隊

【えりも】航空自衛隊襟裳分屯基地（篠原裕行司令）主催の開庁70周年記念演奏会が26日、えりも中体育館で開かれ、町内外から１６０人が訪れて、北部航空音楽隊による吹奏楽演奏を堪能した。

　第54回町文化祭イベントとして、町、町教委、町自衛隊協力会が協力。

　篠原司令は「最初の航空自衛隊の部隊が幌泉村（当時）に展開してから今年で70周年を迎え、えりも町をはじめとする地域への感謝を込めて記念演奏会を行う。テーマは『えりも町とともに歩む襟裳分屯基地』。音楽隊員の高い技術と吹奏楽の醍醐味を堪能してほしい」とあいさつ。

　北部航空音楽隊（隊長・豊浦裕基３等空佐）は、青森県・三沢市を拠点とし、本州東北方面と北海道を中心に、自衛隊の広報活動や学生とのジョイントコンサートなど年間１００回以上の演奏活動を実施している。

　演奏会のプログラム第１部は、「ハートランドスケッチ」のファンファーレでスタート。 「ジョイフル・ポケット」など４曲を軽快に演奏。第２部は「海の見える街」、美空ひばりの「愛燦燦」など５曲を奏でた。アンコールは「マツケンサンバⅡ」など３曲で、隊員４人と指揮者の豊浦隊長も前列へ出て軽快な踊りを披露して、会場は大きな拍手に包まれた。聴衆の白石知温さんは「地元で本格的な演奏会を聴けてうれしい。日頃の雑念を払って心地よい気分です」と話した。