「巳」の置物 出番待つ 狩勝窯【新得】
今年も残り2カ月となる中、新得町陶芸センターの狩勝窯で来年の干支(えと)「巳(み)」の置物の仕上げが急ピッチで行われている。
素焼きに着色を施し、裃(かみしも)を羽織った愛らしい表情が特徴の置物や、火の流れで色合いが異なる登り窯で焼き上げた「焼き締め」の蛇など全5種類、160個を制作した。1個800円。11月1日から同センターやJR新得駅の売店などで販売する。
町が運営する同センターでは毎年、翌年の干支にちなんだ置物作りに取り組んでいる。今年は3月から型作りに入り、9月から窯焼きに着手。29日も同センターの職員が素焼きした置物に、筆を使って丁寧に絵付けを行っていた。 同センター陶芸指導員の田中良教さん(42)は「かわいらしい蛇に仕上がった。12年に1回の出番なので、ぜひ手に取り、めでてもらえればうれしい」と話している。
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