３選を果たしたホタテのポスターに赤い花を付ける金丸理事長

　豊浦町の噴火湾とようら観光協会（金丸孝理事長）が衆院選に合わせて開催した、豊浦で水揚げされる魚介類８種類の人気投票「第３回海産総選挙」で、ホタテがトップ当選で３選を果たした。投票総数は２０２１年の前回より１２８２票多い２万６４５７票。同協会は「すてきなまちを多くの人に知ってもらえた」と話している。

　同協会のホームページを使い、１６～２７日午後５時まで投票を受け付けた。開票は最終日の２７日に行われこれまでに最も多い２万６千票超を集めた。道内外のほかドイツやアメリカ、台湾からの投票もあった。

　ホタテは２位のサケに４２３６票差の大差をつけた８６８７票で「格の“違い”（稚貝）を見せつけた」（同協会）。３位はボタンエビ２８０６票。近年大漁発生するオオズワイガニは４位。「毛ガニを支持する勢力との間で小競り合いが発生しているとか。水面下で豊浦カニ問題、略して『浦カニ問題』の可能性も」と紹介した。

　このほかウニ、マグロ、海藻類、タコと続いた。トゲのない社会を目指したウニは「期待に応えられず、針のむしろです」とうなだれたという。

　２８日には同協会で金丸理事長が３選を果たしたホタテのポスターに赤い花を付けた。田中博子事務局次長は投票と合わせ、たくさんのコメントをいただいたことに触れ「これをきっかけに多くの人に豊浦に遊びに来てほしいです」と笑顔を見せた。