手形を採取しサインする北口選手

　名寄土管製作所取締役会長の松前司さんは13日、パリオリンピックの陸上女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花選手の凱旋（がいせん）パレードが行われた旭川市を訪問、セラミック製手形プレートを制作するに当たって、北口選手の手形を採取した。手形プレートは今後、旭川市役所に展示される他、なよろ温泉サンピラーのロビーで展示されており、松前会長は「ぜひ多くの方に見てもらいたい。なよろ温泉の手形コーナーを、もっと知ってもらいたい」と話す。

　旭川市出身の北口選手によるパレードは、13日に平和通買物公園で行われ、多くの市民が沿道を埋め、北口選手の活躍を祝った。

　松前会長は同社社員と共に旭川市を訪問。パレード終了後に旭川市役所１階ロビーで利き腕である右手の手形を採取。サインと採取した日の日付が添えられた。

　同製作所では、プロ野球選手や、冬季オリンピックのメダリストなど世界の舞台で活躍している選手たちの手形やサインを基にしたセラミック製プレートを制作。なよろ温泉サンピラーや、札幌オリンピックミュージアム、明治神宮球場、さっぽろ羊ヶ丘展望台などに展示されている。

なよろ温泉サンピラーに展示されている手形プレート

　今回の手形採取は、北口選手の凱旋パレードが計画されている―という報道を受け、松前会長が即、行動。加藤剛士市長に相談したところ趣旨に賛同、今津寛介旭川市長との橋渡し役をしてもらい実現できたとのこと。

　松前会長は「北口選手のこの活躍は、北海道が誇るべき偉業。こういった機会を逃してはならないと、皆さんにご理解、ご協力をいただいて行うことができた」と感謝の表情で話す。