イルカショーを楽しむ超満員の参加者たち

　登別市内や白老町で幼稚園や保育所などを運営する登別立正学園（木村義恭理事長）は、来年の創立７０周年を記念したプレイベントとして、登別マリンパークニクス（登別東町）を貸し切り、運営する各施設の利用者ら約１３００人を招待した。

　地域の観光資源を活用しながら、日ごろの感謝の気持ちを伝えるため開催。招待したのは白菊幼稚園（登別市桜木町）、コロポックルの森（白雪幼稚園・登別保育所、登別本町）、幌別東保育所（幌別町）、海の子保育園（白老町）などの園児や保護者ら。

　ニクス前庭ではマジックショーや大道芸、キッチンカー、絵本バスが親子らをもてなした。

　午後５時の一般営業終了後、貸し切りでニクス城やイルカ、イワシのパフォーマンス、観覧車、メリーゴーラウンドなどを自由に楽しんだ。

　最後にサプライズとして、ＳＭＡＰの曲「ありがとう」に合わせて花火を打ち上げ、秋の夜空をロマンティックに彩った。

　木村理事長は「われわれのパーパス（企業の存在意義）は全ての人に笑顔を届けること。来年はどんなことができるか、皆さんの意見を聞きながら一つずつ形にしていきたい」と話していた。

　登別立正学園は１９５５年５月に季節保育園（冬期閉鎖）として寺院の本堂を利用し、幼児５人でスタート。６４年に白菊幼稚園となり、８１年に学校法人化。８９年の白雪幼稚園以降、次々と保育施設を設立している。

打ち上げ花火とライトアップしたニクス城のコラボを楽しむ参加者たち（提供写真）