「登別の特産品にしたい」
登別明日中等教育学校の5回生4人が考案した「かなぼう餃子」が、北海道の食の活性化を目指す「第12回高校生チャレンジグルメコンテスト」(札幌市)で準大賞を受賞した。4人は「まさかと思っていたのでうれしい。登別の特産品にするというもう一つの目標に向けて進みたい」と意気込んでいる。
制作したのは岡田美遊さん、鯉渕陽朱さん、武藤百音さん、袴田創大さん。「老若男女に愛されるギョーザを作りたい」と、市内の企業と話し合いを重ね、祭りをはじめとするイベントへの出店などを行ってきた。
かなぼう餃子はタネにのぼりべつ豚やおからを使用。皮は食品ロスの削減の観点から、型抜き後の残皮を使った。残皮を千切りにしタネにつけて揚げる。鬼の金棒をイメージし、とげとげしさを表現した。材料を提供した望月製麺所、ないとう本店、肉のあさひ、kitchen cafe May.t.のアドバイスも取り入れた。
7月に市内で開催されたイベントでは、用意した500個が完売。コンテストでは販売実績なども評価されることから、生徒たちは「まさか完売できるとは」と喜びの声を上げた。
コンテスト当日、4人はしっかりと作り込んだスライドで、堂々としたプレゼンテーションを披露。審査員の質問にもたじろぐことなく答えた。準大賞の発表に「びっくりしてみんなで固まった。信じられなかったがうれしかった」と喜んだ。
4人は「登別の特産品として商品化したい。今回だけで終わるメニューにはしたくない」と今後についても意欲を示した。
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