昨年１１月に行われた天空サウナの実証実験。外気浴では雄大な十勝平野が目の前にゆったりとした時間を過ごすことができる

　１９日に芽室町内の新嵐山スカイパークで開かれるイベント「かちフェス」。同パークの新たな活用の可能性を見いだそうと実行委員それぞれが「かちフェス」を企画実現のプラットホームとしてイベントをつくり上げている。かちフェスの主要なイベントを紹介する。

　目玉企画の一つが、展望台で実施する「天空サウナ」だ。十勝平野の雄大な自然が眼前に広がる好立地と熱いサウナで体を整える。

　発案者は、帯広市内のひまわり温泉経営者で、芽室在住の木村真之さん（５２）。昨年１１月にも、展望台でのサウナイベントを実証的に行った。参加者からの満足度も高く、一般客向けに今回初めて実施する。

天空サウナ実施に向け準備を進める木村さん

　木村さんは新嵐山のスキー場に引かれ、芽室に移住した一人。閉鎖にはショックを受けたが「（町民である）自分たちが利用して魅力を発信していかなければ」と思いを強くした。以前からビジネスチャンスとして構想を持っていた展望台でのサウナを「今こそ形にするとき」と意気込む。

　天空サウナでは、２時間３０００円で５基のバラエティーに富んだサウナを楽しめる。木村さんは「景観の素晴らしさを知ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。チケットは専用フォームで購入できる。