開館したばかりの水産科学未来人材育成館も見てほしいと北水祭をＰＲする実行委員

　北大水産学部の大学祭「第６２回北水祭」（実行委主催）が１３、１４の両日、北大函館キャンパス（函館市港町３）で開かれる。毎年好評の名物マグロ丼（５００円）の提供のほか、研究用のクラゲやキングサーモンを水槽展示する「ほくすい水族館」、研究室ツアー、模擬店の出店、縁日、特設ステージ発表など多彩に繰り広げる。

　大学祭は、全国的に少ない水産学部の研究活動や施設を市民に知ってもらおうと開催。昨年は２日間で約１６００人が来場した。今年はコロナ禍前にあった水族館企画が復活し、メダカやドジョウ、フナ、サケ、マスを水槽に展示する。子どもに人気のタッチプールコーナーでは、ウナギやチョウザメと触れ合える。

　１３日のみ行う研究室ツアーは教授自らがガイドを務める。１４日は、通常は北大生も立ち入れない標本館を見学するツアーや、地域のキャラクター「イカダベッサー」のヒーローショーも午後２時から行う。

　同大のサークル「鯨類研究会」が恒例のクジラ冷凍赤肉を５年ぶりに販売する。公立はこだて未来大、道教育大函館校と連携した大学祭を巡る企画「３ＵＰ（トライアップ）」で、限定タオルのプレゼントも。

　同学部海洋生物科学科４年の牧野悠実行委員長（２２）は「地元企業の協賛や近隣住民の協力のおかげで、今年も多彩な内容を企画できた。訪れた人に楽しんでもらうことが恩返しだと思うので、老若男女問わず遊びに訪れてほしい」と来場を呼び掛けている。

　両日とも午前１０時～午後５時。イベントの詳細は北水祭公式ホームページへ。