努力詰まった豊かな実り 「Date Wine」ブドウ収量増【伊達】
ワイン醸造用ブドウの栽培を行っている「Date Wine」(伊達市舟岡町、グラント・ミッチェル社長)が、館山町の光陵中学校近くに持つ自社の畑で白ワインの原料となる品種「シャルドネ」の収穫を終えた。今年の収量は約5トン。前年の1・8トンを大幅に上回った。豊かな実りを関係者が喜んでいる。
同社によると、シャルドネの収穫は9月30~10月3日、同社従業員や利用者ら延べ100人が約5ヘクタールの畑で行った。収量増については「昨年植樹した木から収穫可能になった」と話す。温暖な気候や適度な雨なども要因とみている。
最終日の3日も従業員らがはさみを手にブドウを摘み、選別作業に励んでいた。すでにジュース用のピノノワールやメルローの収穫は終えている。グラント社長は「年々収穫量を増えるだろう」と期待を込める。
収穫したシャルドネは、ニセコワイナリー(ニセコ町)に運搬され、2年間熟成。スパークリングワインとして出荷される。