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名寄新聞

幅広い年代が映画に親しむ・名寄で「北海道国際映画祭」

「運命屋」の上映後、登場したミッキーさん、広山さん

 【名寄】「北海道国際映画祭+名寄2024」が、名寄フィルムコミッション協議会、北海道国際映画祭実行委員会の主催で、21日から23日までの3日間、エンレイホールで開かれ、名寄オールロケで制作された短編映画「運命屋」など13作品が上映され、多くの地域住民が楽しんだ。

 同映画祭は、映画関係者有志などが集った実行委員会が主体となり、2023年のテスト開催を経て初開催。道内の映画館のないまちでの上映会を通じ、映画の魅力を再認識してもらうとともに、地域と映画業界の活性化につなげることなどが趣旨。8月23日からの枝幸町での映画祭を皮切りに、森町、倶知安町、名寄市、別海町、紋別市、大樹町の道内7市町で順次開催される計画。

 初日の21日は午後5時からオープニング作品として10月全国公開予定の「おしゃべりな写真館」を上映。

 22日は午前9時半から名寄市社会福祉協議会共催によるドキュメンタリー映画「フジヤマコットントン」を皮切りにスタート。午後2時10分からはミッキー・カーチスさん、広山詞葉(ことは)さん主演の「運命屋」が上映された。本編終了後、ミッキーさんと広山さんが登壇。

 名寄での映画撮影を振り返り、広山さんは「名寄市やフィルムコミッションの皆さんとロケ地を巡るなど、二人三脚で作品を作った」。ミッキーさんは「名寄の皆さまに炊き出しをしていただいたりして、本当にお世話になった」と感謝。

 「運命屋」の全国劇場での公開が決まり、広山さんは「11月2日から札幌、11月8日から東京の他、全国で順次公開される。短編映画が一般の映画館で見ることができる機会は少ないので、ぜひ応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

 23日は名寄出身の鎌田義孝監督による「もう一人の私」「TOCKA タスカー」、同じく名寄出身の綾瀬凛監督による「霊憑車」。クロージング作品として、名寄観光大使を務める俳優でモデルの舞良さん出演の映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が上映されるなど、子どもから高齢者まで、幅広い世代が映画に親しんだ。

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