実りの秋を迎えた十勝管内では、各地で自慢の味覚を味わうイベントがにぎわいを見せている。15日午前10時からは、「十勝和牛感謝祭」が帯広市内の緑ケ丘公園グリーンステージ前で開かれた。来場者は会場に並んだ180台の焼き台を囲んで、2027年の「第13回全国和牛能力共進会(全共)北海道大会」に向け普及に力の入る十勝和牛を堪能した。
十勝和牛振興協議会(宮前裕治会長)の主催。十勝和牛の普及やブランド化を目指して開催しており、今年で9回目。今年は前売り券と交換する肉を、ロース、バラ、モモの3種の部位から選択できる新たな試みを実施し、サガリやタンも当日限定で販売した。
友人2人とそれぞれ別の部位を頼んで、食べ比べを楽しんだ帯広市内の飲食店経営、成清隆さん(70)は「自分はモモを頼んだがどれもおいしい。脂の感じも最高」と絶賛。家族で訪れた市内の小学3年の児童(9)は「柔らかくておいしい」とバラ肉を大きな口で頬張っていた。
同協議会肥育部会の蛯原一部会長は「今年は特に来場者が多い印象」と知名度向上を実感。27年8月に音更、帯広で開催される全共北海道大会に向け、発信を加速していきたい考えで「まずは地元十勝の皆さんに十勝和牛のおいしさを知ってもらい、地元から盛り上げていきたい」と話した。
宮前会長も「地元ファンの応援は生産者にとって大きな励みになる。地元の人に十勝和牛の応援団になってほしい」と呼び掛けた。
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