函館市内で毛虫が大量発生 温暖化や夏の暑さが影響か【函館】
函館市内の公園や街路樹などで、「アメリカシロヒトリ」と呼ばれるガの幼虫(毛虫)が大量発生している。市には「公園に毛虫がたくさんいて気持ち悪いので駆除してほしい」などの相談や苦情が200件近く寄せられ、連日対応に追われている。
アメリカシロヒトリは第二次大戦後に米軍物資とともに日本に侵入。青森県が北限とされてきたが、2000年に初めて函館で確認された。市内に多く植えられているプラタナスの葉などを餌にしているという。
今年の幼虫の目撃は9月上旬から増え始め、特に市内西部方面の公園利用者からの報告が多い。市が管理する公園や道路については、市住宅都市施設公社の職員が随時駆除作業を行っているが、一度作業を完了した場所に数日後、再び幼虫が大量発生することもあったという。
市土木部公園河川管理課は「7年前にも幼虫が大量発生したことがあったが、ここ最近はほとんど報告がなかった。今年の夏は例年より気温が高かったことに加え、秋になっても暖かい状態が続いているのが(大量発生の)要因なのでは」と推測する。今後、気温が低下し、葉が枯れ落ちれば幼虫は自然に姿を消すという。
同課では「幼虫に毒はなく万が一触れても問題はないが、体質によってはアレルギー反応を起こす可能性もあるので、発見した場合は速やかに連絡してほしい」と呼び掛けている。
関連記事
ウポポイに礼拝室設置 アイヌ民族文化財団 白老
アイヌ民族文化財団は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の体験学習館別館2に男女別の礼拝室を設置した。イスラム教を信仰するムスリムの利用を想定しており、天井には聖地メッカの方角を表示した。 東南...
100年前に思いはせる 賢治ウオークに20人 苫小牧
詩人、童話作家宮沢賢治の来苫から21日で丸100年を迎えるのを前に18日、賢治が苫小牧で歩いた道をたどる「百年目の賢治ウオーク」が行われた。市民ら20人が参加。初夏の日差しが降り注ぐ中、当時の情景...
難失聴でもガイド楽しみたい 動物園でアプリや筆談体験会【帯広】
聞こえない人や聞こえにくい人でも、施設ガイドの説明を楽しみたい-。帯広市中途難失聴者協会(佐々木亜規子会長)は、音声をリアルタイムで文字化するアプリ「UDトーク」や筆談でガイドを楽しむ体験会を1...
絵画と彫刻 コラボ展 マクラショーケース【幕別】
幕別町のイベントスペース「マクラショーケース」(町本町62)で17日から、音更町在住の画家佐々木めばえさん(28)と、マクラショーケースで「ギャラリーカフェ Carita」を運営し、自身も彫刻...
街チカに新キャンプ場 通年営業、コテージ棟も【音更】
音更町内の道道帯広新得線沿いにあったモーテル跡地を改修したキャンプ場「CAMP VILLAGE ピュットの森」(然別北5線西34)が4月26日にオープンした。舗装・土木工事などを手掛ける「トーシ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
5年ぶり「やるよ」わしべつ川沿い桜まつり 5月18・19日、出店者募る【室蘭】
25年ぶり「楽しんで」、わしべつ川沿い桜まつり 18、19日開催準備万端【室蘭】
3室蘭でもオーロラ 一本桜周辺、関さん撮影【室蘭】
4日本に一台驚愕の恐怖体験 新ひだかの渡邉さん ホラーバスの運行営業開始【新ひだか】
5ヒグマの検知を自動化へ
-
1
5年ぶり「やるよ」わしべつ川沿い桜まつり 5月18・19日、出店者募る【室蘭】
2室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
3函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
4イトーヨーカドー、最後のGW 家族向けイベント盛りだくさん【帯広】
5ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】