153キロの本マグロも
胆振太平洋海域(室蘭市地球岬-むかわ)の秋サケ定置網漁が解禁となり、登別漁港(登別市登別港町)では、9日にいぶり中央漁業協同組合(登別、白老)の漁船2隻が初出漁。今年もイナダやブリが多く、お目当ての秋サケの水揚げ量は雄が104キロ、雌は51キロ、2・5キロ以下の混合37と前年初日の3分の1程度だった。
早朝6時前後、沖合数キロに仕掛けた網を引き上げた2隻が相次いで帰港。待機していた漁協関係者が仕分け作業を行った。同漁協によると、この日の競りでは秋サケは全道的に不漁ということもあり、昨年よりも高く取り引きされた。
今年もイナダ、ブリが大漁で約8・4トンが水揚げされ、価格は前年初日よりも1~2割高かった。この日は本マグロ(クロマグロ)153キロも競りにかけられた。
本マグロを水揚げした「第二十八のぼりべつ丸」の岩森喜将船長は「この大きさは珍しい。サケは少ないので、これからに期待したい」と話していた。
秋定置の漁期は12月3日まで。秋サケの水揚げは10月中旬に最盛期を迎える。
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