災害時の相互協力体制確認 浦河町で大規模防災訓練【浦河】
防災の日の9月1日、浦河町で町民と日高振興局、陸上自衛隊、海上自衛隊、浦河海上保安署など関係機関・団体から合わせて約400人が参加して大規模な防災訓練が行われ、「津波避難訓練」と「防災訓練」を通して防災意識の向上と関係機関との相互協力体制を確認した。
津波避難訓練は、大地震の発生により大津波警報が発令された―との想定で、午前9時に防災無線と携帯電話の緊急通報メールで避難指示が出されると、津波浸水区域に指定されている新栄自治会、向が丘自治会、井寒台自治体など15自治会約300人がそれぞれ、近くの高台にある指定避難場所を徒歩で目指した。
災害対策本部が設置された浦河第一中で行われた防災訓練では、防災マスターの浦河高校生らが中心となって、防災テント10張りと段ボールベッド10個の組み立てを体験。陸上自衛隊静内駐屯・赤十字奉仕団などによる炊き出しが行われたほか、被災者各種相談窓口やボランティアセンターが開設された。
救難物資輸送訓練では、アルファ米75㌔の救援物資を積んだ海上自衛隊の多用途支援艦「すおう」が1号岸壁に到着すると、陸上自衛隊などのトラックで物資を避難所へ運んだ。
今年1月1日に発生した能登半島地震での教訓を参考に実施された二次避難所搬送訓練では、要支援者を浦河赤十字病院の処置で救急搬送し、海上保安署の巡視艇「うらづき」で二次避難先の苫小牧市の病院に搬送する訓練が行われた。
また、浦河赤十字看護専門学校、日高東部消防組合浦河消防署の指導で心肺蘇生法訓練などの応急処置訓練が行われた。
池田拓浦河町長はあいさつで「災害発生時には自分の身は自分で守る『自助』が最も重要。いつ起こるか分からない災害に日ごろから備えておくことが大切」としたうえで「来年には防災の拠点となるファミリースポーツセンターが完成する。町民の命を守る町づくりを、町民と力を合わせて進めていく」と述べた。
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