土偶作りを楽しむ親子

　縄文時代の手法で土偶制作を体験する「土偶を作って野焼きしよう」（ナチュラルサイエンス主催）が８月３１日、白老町虎杖浜のナチュの森で開かれ、家族連れらが粘土をこねて、自分だけの作品を生み出していた。

　「ナチュの森で縄文にであう展」（９月３０日まで）の関連ワークショップ。土偶のオブジェやアクセサリーなどを制作、販売している障がい者就労支援事業所のいるば２８（札幌市）の田村健所長や利用者が指導した。

　江別市野幌で取れた赤レンガの粘土を使用。子どもたちは見本や写真を参考に、腕や足など体の形を作り、縄や竹串などで縄目や文様を入れていた。

　家族５人で来園したという札幌市中央区の長田知ちゃん（５）は「かっこよく出来上がってほしい」と完成を楽しみにしていた。

　ワークショップは１日にも実施され７、８日にも開催する。時間は午前１１時、午後２時の２回。参加費は１個３５００円、２個６５００円。ナチュの森のホームページでの予約が必要。定員は各回２０組。

　２１日には野焼き（焼成）を行う。時間は午前１１時～午後２時で同３時以降に作品を引き渡す（郵送も可）。予約不要。雨天時は２２日か２８日に延期する。