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函館新聞

北斗産抑制キュウリ つややか 出荷始まる【北斗】

選果レーンを流れる北斗産抑制キュウリを選別するスタッフ

 【北斗】市内で抑制キュウリの出荷が始まった。今年は天候に恵まれ、みずみずしさ抜群で歯ごたえも十分に仕上がった。JA新はこだてのキュウリ共同選別施設(市中野通)では、艶のいいキュウリが次々と選果レーンを流れている。11月中旬まで続く。

 JA北斗営農センター生産施設課によると、市野菜生産出荷組合きゅうり部会(木村謙一部会長)は、旧上磯町地区の20戸が6・5ヘクタールでハウスに作付け、出荷量550トン、販売高2億円を目指す。

 上磯地区の抑制キュウリは今月15日に施設で受け入れを始め、現在は日量6・3トンを道内や関西方面に出荷している。9月に入ると日量10トン~11トンに増える。パート従業員約30人が丁寧に選別、箱詰め作業に励んでいる。

 今年は生育順調で、例年より1週間程度早く出荷を始めた人もいたという。

 JA管内でのキュウリ作型は促成、半促成、夏秋、抑制の順で、3~11月の長期間出荷できるのが強み。同課の木村勝也さん(52)は「北斗産キュウリは色が濃く、歯ごたえ、香りもいいのが売り。昨夏のような猛暑の影響もなく、出だしの量は順調。府県産が猛暑に見舞われ不作で、価格的にも安定している」と話す。

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