嘱託警察犬審査会に合格した３頭（右からレア、メイ、シフォン）

　伊達市民が飼育する犬３頭が、札幌方面嘱託警察犬審査会で合格した。２７日に伊達警察署で嘱託書交付式があり、関係者に現場での活躍を期待させた。

　嘱託書を受けたのは、南稀府町の馬場哲也さん（５７）が飼育するラブラドルレトリバーのメイ（雌、９歳）、末永町の奥田みつさん（５７）が飼育するゴールデンレトリバーのシフォン（雌、６歳）とレア（雌、１０歳）。

　３頭は７月上旬、札幌市内で行われた警察犬審査会でメイとシフォンが捜索審査、レアが臭気選別審査に合格。それぞれ合格は３回目という。３頭の訓練を担当した室蘭市在住のドッグトレーナー、亀田磨理さんによると「作業意欲が強く、経験も加わってスムーズにこなしていた」と審査会を振り返った。

　道警本部長の嘱託書を佐藤琢哉署長から受け取った３頭。馬場さんは「捜査協力の際は活躍してほしい」、奥田さんは「２頭とも合格してすごくうれしい。亀田さんの訓練に感謝です」と喜びを語った。