セレモニーであいさつする安藤監督（手前）と優勝メンバー

　５０年前の都市対抗野球大会を制し、白老町代表で優勝旗の黒獅子旗を初めて北海道に持ち帰った大昭和製紙北海道の優勝メンバーが、ホームとしていた日本製紙白老球場に集結した。２５日には記念セレモニーが行われ、節目を祝った。

　セレモニーは第７６回ＪＡＢＡ北海道社会人野球結成記念大会（日本野球連盟北海道地区連盟など主催）の２日目の試合前に開催。白老町の町制施行７０周年記念と大昭和の黒獅子旗獲得５０周年を記念して行い、会場には黒獅子旗のレプリカやユニフォームなどが展示された。

　セレモニーには当時のメンバーのうち、１５人が出席。大塩英男町長は７０年の歴史の中で野球が根付いているとし、「野球のまち白老の礎を作っていただいたと思っている」と感謝した。

　安藤喜春監督＝当時＝は「点を取られないから勝った」などと優勝時を振り返り「強いチームができたのは、ここにいる選手たちが日ごろの練習を怠らず、一生懸命精進したおかげ」とたたえ、「努力したチームが必ず結果を出す」と述べた。

　選手紹介後、当時投手の川瀬隆俊さんと捕手の村上忠則さんがバッテリーを復活させ、外野手だった我喜屋優さんが打者となり、大塩町長らとともに始球式を行った。

　その後、一行はＷＥＥＤしらおい対ＪＲ北海道硬式野球クラブの試合を観戦した。