室蘭港に初入港する「ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション」＝２８日午前９時２７分

　バハマ船籍のクルーズ船ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション（１万２千トン）が２８日、室蘭港に初入港した。午前９時半過ぎ、中央ふ頭旅客船バースに接岸した。

　クルーズ船入港は本年度５隻目。岸壁では室蘭港を愛する会のメンバーらが旗を振り出迎えた。

　セレモニー前に同船のハイジ・ノーリング船長が下船し、見学に来た市民や保育園児と交流。クルーズ船のポストカードをプレゼントした。港北保育所保育士の村上成美さんは「普段会えない外国の女性船長と交流でき、子どもたちは大喜びです」と話した。

　セレモニーは午前１１時半から始まった。室蘭海星学院の女子生徒２人の司会で行われた。市から入港をドローンで撮影したパネルを、ノーリング船長からは同船を彫った盾などを贈り合った。青山剛市長の歓迎の言葉に、ノーリング船長は「きれいな室蘭港に初入港できてうれしい」と述べ、多くの出迎えにも感謝した。

　セントマシュー島（米アラスカ州）を出発後、網走市や釧路市などを経由し到着。同日午後６時、次の目的地・仙台市に向けて出港した。

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