新しく着任した（前列左から）ジゼルさん、アンジェリーナさん、ジャクソンさん、ロバートさん

　登別市内の小中学校で外国語指導助手（ＡＬＴ）として児童生徒の指導に当たる外国人４人が２７日、市役所を訪れて小笠原春一市長に着任あいさつした。２３～２５日の登別地獄まつりにも参加し、「祭りが楽しかった」「もっと温泉に行ってみたい」「登別の歴史が知りたい」と新生活に心を弾ませている。

　着任したのは米国出身のバウティスタ・ジゼル・フランセリーさん（２３）＝派遣校・幌別小、幌別東小、若草小、幌別中＝、ジョン・アンジェリーナ・ジインさん（２３）＝幌別西小、鷲別小、登別中＝、ピーターソン・ロバート・テイトさん（２５）＝青葉小、登別小、緑陽中＝、カナダ出身のベグリ・ジャクソン・ウィリアムさん（２４）＝富岸小、西陵中、鷲別中＝。

　４人は日本の食べ物や伝統行事、歴史などに惹かれてＡＬＴを志した。登別の印象について「山も海もあって自然豊か」「地獄谷がきれい」「人が親切でよく手伝ってもらっている」「面白いことがもっと隠れてそう」と話している。

　小笠原市長は４人に「国際経験が豊かな皆さんが、今まで体験してきたことを、会話を通して子どもたちに教えてあげてほしい」と伝えた。

　ＡＬＴの任期は基本２年間で、延長の可能性もある。