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函館新聞

ロシア語教育と函館を考える 函館文化会、極東大が市民公開講座【函館】

講演する倉田教授

 函館文化会(平原康宏会長)とロシア極東大函館校は24日、市民公開講座を同校で開いた。同校の倉田有佳教授が「幕末開港期から明治初年の函館とロシア語」と題して講演した。

 函館文化会は2016年から年2回市民公開講座を開いており、今回で13回目。今回は同校との共催で、幕末の開港から今の同校まで脈々と受け継がれてきたロシア語教育と函館とのゆかりについて考えた。

 幕末の箱館では、初代ロシア領事ヨシフ・ゴシケービチ(1858~65年在函)、二代目領事館付属聖堂司祭ニコライ(1861年来函)らがロシア語人材の育成に取り組んだ。明治には開拓使がロシア語学校を設立、生徒の減少により廃校したものの、その後は北洋漁業の隆盛に伴い、ロシア語教育は私立学校に受け継がれていった。

 倉田教授は、函館市中央図書館に世界初の日ロ辞典「和魯通言比考」や、子ども向けのロシア語教本「ろしやのいろは」など幕末期の刊本が所蔵されていることを紹介。「函館校は、海外唯一の極東大分校。函館にはロシア人がロシア語を教える伝統があることを知ってもらえれば」と述べた。

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