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釧路新聞

バレエで世界に羽ばたけ 平野さんスペイン留学【釧路市】

 釧路市米町のきみよバレエ研究所(木戸亜樹恵代表・1997年度釧新郷土芸術賞受賞者)で、3歳の時からバレエに取り組んできた平野さくらさん(17)=釧路湖陵高校理数科3年=が、世界を魅了するスペインの振付師ナチョ・デュアトが指導し、プロのバレリーナを育成している「ナチョ・デュアト・アカデミー」のオーディションに合格。9月4日に釧路を離れ、スペインのマドリードで2年間、世界のライバルたちとのし烈な鍛錬の日々に挑戦する。

 平野さんは1月8日から5日間、東京で行われたレパートリーワークショップに参加した。同時に行われたナチョ・デュアト・アカデミーのオーディションには、当初エントリーされていなかった。

 このワークショップに同行していた木戸代表は「さくらさんが一日一日ワークショップに取り組んでいるごとにモチベーションが上がっていることがこちらからもよく分かりました」と振り返る。その躍動感ある姿は主催者側の指導者の目に止まり、「どうして平野さんはオーディションに挑戦しないのですか」との言葉が寄せられたため、急きょエントリーを決めたという。そしてオーディションが終わり、参加した中で2人だけがオーディションに合格、平野さんのスペイン行きが決まった。

 栄冠をつかんだ平野さんは「バレエが楽しい。もっとやりたいと思った」と東京での5日間の日々を思い出しながら瞳を輝かせる。彼女を指導してきた木戸代表は「15年もこのスタジオに通っていますが、まさかスペインに行くことになるとは」と、わが子の成長を見るがごとく感激の言葉を重ねる。「スペインに行けば同じくプロを目指す人たちと共に暮らし、共に競い合うことになる。南米やヨーロッパ出身の子が多く、アジアからは本当に少ない環境ですが、プロを目指して励んでほしい」と精いっぱいのエールを送る。

 高校を休学し、単身でスペインに渡る平野さんを指導するデュアト氏は、現在ロシアのミハイロフスキーシアターバレエ団の芸術監督を務め、バレエとコンテンポラリーの両方を手掛けるなどダンサーの育成に取り組んでいる第一人者だ。

留学する平野さん(左)とオーディション合格を喜ぶ木戸代表(右)

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