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日高報知新聞

うどん~塩ラーメン~サラブレッド~寿司~スイーツ~地酒 今後の展望など情報交換 初の浦河開催 第10回ご当地タクシーサミット【浦河】

ご当地名物をかたどったあんどんを手に池田浦河町長を表敬訪問したサミット参加者

 地元のグルメや名所など、地域を知り尽くしたドライバーが観光客を案内する「ご当地タクシー」の「第10回ご当地タクシーサミット」が22、23日の両日、浦河町で開かれた。日本ご当地タクシー協会主催。

 ご当地タクシーは、香川県の琴平バス(楠木泰二朗社長=同協会理事長)が2003年(平成15年)に全国で初めて「うどんタクシー」を運行し全国に広まった取り組みで、18年(同30年)にご当地タクシーを運行する事業者の連携と情報交換などを目的に同協会を設立。現在は北海道から九州までの13地域15社、道内では「愛しの塩ラーメンタクシー」を運行する函館タクシーと浦河町の日交ハイヤー(木田尚孝社長)の2社が加盟。タクシーの屋根に地域の名物をかたどったあんどんを掲げ、地元に精通するドライバーが地元の情報と人脈で観光客をもてなしている。

 日交ハイヤーでは、蹄鉄から勢いよく飛び出すサラブレッドをあしらったあんどんを屋根に乗せた「ひだかサラブレッドタクシー」の愛称で、町内に点在する様々な馬関連施設や生産牧場、調教施設、種牡馬繁養牧場、功労馬施設などを巡るツアーが観光客に人気。ふるさと納税の返礼品にも採用されている。

 22日には参加6社の代表らが池田拓浦河町長を表敬訪問。楠木会長は「旅行のスタイルが団体旅行から少人数のグループ旅行へと変化している。タクシーを単なる移動手段としだけでなく観光のツールとして選択肢に加えてもらいたい。そのためには地域での認知度を高め地域から発信していく取り組みが必要」と話した。

 池田町長は「公共交通機関が充分でない地域にとってご当地タクシーの取り組みには大きな期待をしている。まだまだ認知度が高くないのが現状だが、裏返せばまだまだ伸びしろのある取り組み。頑張ってほしい」と期待した。

 その後、会場を移して行われた情報交換会では、各地の取り組みや今後の観光振興の展望などについて意見を交わした。23日には参加者がひだかサラブレットタクシーを体験。軽種馬関連施設を巡り町の名物「かつめし」を味わい、晩夏の浦河を満喫した。

 同サミットにはこのほか、「金澤寿司タクシー」(オリエンタル・石川県)、「軽井沢スイーツタクシー」(松葉タクシー・長野県)、「新潟地酒タクシー」(万代タクシー・新潟)などユニークなご当地タクシーが参加した。

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