働き手不足、隙間時間活用で解消 洞爺湖町など5者、タイミーと協定【洞爺湖】
洞爺湖町と町経済団体4者は20日、一次産業や観光業などで課題となってる人手不足の解消へ向けて、「隙間時間」にアルバイトをしたいワーカーと、求人事業者をつなぐアプリを提供する「タイミー」(東京)と包括連携協定を結んだ。働き手不足の解消や関係人口創出に期待が高まる。
協定を締結したのは町と同社、町商工会、とうや湖農業協同組合、いぶり噴火湾漁業協同組合、洞爺湖温泉観光協会。協定は全国で9事例目で、6者協定は初めて。道内ではニセコ・倶知安両町、小樽市に次いで4自治体目。
各産業でスポットワークを活用することで、年間を通じた町内の雇用機会の創出を図る。さらに「働く」体験を通じて第二の故郷を見つけられるサービス「タイミートラベル」も活用することで関係人口はもちろん、移住・定住にも結びつける。
締結式は役場であり、下道英明町長や同社の石橋孝宜執行役員スポットワーク研究所所長ら各団体の代表が出席。下道町長は「連携協定が町の産業振興や地域課題解決に大きく寄与する一歩になる」と期待を込めた。
石橋執行役員は6者の連携協定に触れ「成功事例を作り、全国に『洞爺湖モデル』を発信したい」と述べた。今後「タイミー」のサービスの周知や事業者に対する説明などを行い浸透を図っていく。
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