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日高報知新聞

福島さんら有志が主催「馬と親しむ機会に」 全道各地から40頭出走 第4回日高ポニーばん馬大会【日高】

年齢と体高に合わせた重りをのせ懸命に頑張るポニー

【日高】ポニーが人を乗せたそりを引く草競馬「第4回日高ポニーばん馬大会」が11日、町緑町の特設会場で開かれ、全道各地から集まった約40頭が出走して白熱のレースを繰り広げた。町内はもとより日高、胆振管内の牧場関係者、ポニーばん馬ファンら300人ほどが集まり声援を送った。

 大会は、清畠にあるクローバーファームの福島一治代表(60)を中心とした有志による実行委が主催し今年で4回目。函館市や旭川市、十勝管内本別町、根室管内別海町、釧路管内弟子屈町、オホーツク管内雄武町、上川管内剣淵町などからポニーが集結した。

 日高町にはホッカイドウ競馬の門別競馬場があることは知られているが、「子どもたちが小さい時から馬と触れ合える施設や機会は少ない。このままでは馬産地日高の将来が不安になる。子どもたちが馬と親しめる機会を設けたい」と福島さんは話す。

 ポニーばん馬は、帯広市の帯広競馬場で行われているばんえい競馬に似た競技。ポニーは観客の「それいけ!」という声援の中、U字形に作られた200㍍のコースの1・5㍍と2・5㍍の2つの障害をクリアする。

 レースは馬の年齢と体高でクラス分け。一般16レース、十両・横綱級のレース4の計20レースを開催した。

 体の大きさに合わせてそれぞれそりの重さが違い、最も重いもので250㌔㌘。ポニーは騎乗者の叱咤激励や観客の声援に応え、全身に汗を浮かべ鼻息を荒くしてゴール。騎乗者や関係者は渾身の力を振り絞ってレースを終えた愛馬をたたえ、会場からは大きな拍手がわき上がった。

 千歳市から来場した岡嶋宏樹さんは「知り合いから聞いて家族4人で参加した。初めてポニーばん馬を見たが馬との距離がすごく近いのを感じた」と興奮気味に話した。

 ボランティアで協力している正木勇司さんは「少しずつ観客も増えてきている。子どもがそりに乗るにはきちんとした経験者が付かなければ難しい。身近でポニーを見て親しみを持ってほしい」とし、福島さんは「後継者が育ってくれたら嬉しい。これからも続けていきたい」と次回の開催に意欲を語った。

 この日は、協賛者が提供したホテルのペア宿泊券、キャンプ用品、米、クオカードなど豪華景品が当たる抽選会も行われた。

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