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釧路新聞

遠い故郷に思いはせ 元島民ら洋上慰霊【羅臼】

 【羅臼】元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(略称・千島連盟)羅臼支部(鈴木日出男支部長)と町が、北方領土「北方四島羅臼洋上慰霊」を19日、実施した。町内在住の元島民5人や元島民2世など31人が乗船し、近くても遠い故郷に向けて思いをはせた。

 参加者は知床ネイチャークルーズの観光船「エバーグリーン38」(19㌧)に乗り、午前9時すぎに出港。約30分かけて国後島の島影付近、いわゆる``日ロ中間ライン、、に到着すると、遠洋に映る島影に向かい、全員が30秒間黙とうした。

 湊屋稔町長が「いろいろな交流も皆さんの努力が振り出し以前の状態に戻っている状況。一日でも早い返還を願って隣接する自治体として努力していく」と思いを語り、慰霊を開始。元島民ら一人一人が焼香を行い、手を合わせた。脇利夫さん(81)=国後島出身=は「早く墓参を再開できればと思うけど、ロシア相手ではなかなか思う通りにならない」と肩を落としつつ、「引き続き2世、3世が関わってくれると思いたい」と意志の継承に期待した。

 鈴木支部長は「天候に恵まれ、島を見ることができてよかったが、元島民、後継者と共に島を踏みしめながら手を合わせたい。一日も早くロシアと交渉できるようにしてほしい」と話した。

参列者は遠くの故郷に思いをはせつつ、手を合わせた(代表撮影)

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