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室蘭民報

おしゃれな2種類完成、アイヌ文様コースター ウポポイなどで販売、イズム【室蘭】

アイヌ文様が目を引くデザインのコースターを手にPRするイズム代表の島田さん(左)と前野部長

 レーザー彫刻を手がけるイズム(室蘭市中央町、島田英司代表取締役)がアイヌ文様をデザインしたコースターを製作した。白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)で、10日ごろから販売をスタートさせる。島田さんは「多くの人に手に取ってほしい」と話している。

 室蘭テクノセンターのものづくり創出支援事業を利用して製作した。同社はこれまで、白鳥大橋やチキウ岬灯台などのコースターを販売していたが、販路拡大を目的にアイヌ文様に着目した。

 アイヌ文様には、さまざまな文様や手法があることから、イタンキアイヌ刺繍(ししゅう)会の協力を得ながらデザインの構想を練った。最終的に、室蘭で100年以上受け継がれている着物の裾の文様を採用した。

 コースターはコルク材とアクリル材の2種類。材質が異なるため、それぞれにレーザー加工機の条件を調整。同社商品開発の前野和哉部長は、レーザー出力のほか、加工スピードやプログラムで試行錯誤を繰り返し「納得いくまで何度となく、トライした」と振り返る。

 約2カ月の試作期間を経て製品化。島田氏は「細部まで(文様を)表現することができた」と手応えを口にする。地元をはじめ、修学旅行生やインバウンド(訪日客)にとって「胆振や室蘭のお土産として手に取ってほしい」という。

 同会担当者も「素晴らしい。少しでも着物やアイヌ文化の普及につながってくれたらうれしい」と出来栄えに満足する。

 コルク、アクリルいずれも丸(直径10センチ)と四角(縦10センチ、横10センチ)の2タイプ、1枚770円(税込み)。ウポポイのほか、同社店頭や室蘭観光協会(海岸町)でも販売する。

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