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十勝毎日新聞

しばれフェス復活へ 2年ぶり、実行委員募集 町長「大事なイベント」【陸別】

 陸別町最大のイベント「しばれフェスティバル」が来年2月1、2の両日、陸別町ウエンベツイベント広場で2年ぶりに開催することが決まった。主催の実行委員会で委員長など中核を担っていた町商工会青年部の部員減少などが原因で、今年はコロナ禍以外では初めて休止。今回は本田学町長が実行委員長を務め、町民や町内に勤務する人を対象に実行委員を公募するなど、持続可能な組織への再編を図っている。

2023年の「しばれフェスティバル」の様子

 同フェスは、1982年に陸別の観光の在り方を考えていた同青年部の若者を中心に、冬の厳しい寒さを逆手にとってPRしようと初開催。以来、毎年2月の第1土、日曜の2日間実施していた。

 氷のかまくら「バルーンマンション」で一晩を過ごす名物の「人間耐寒テスト」や、お笑い芸人のステージ、縁日などを展開。新型コロナウイルスの影響で2021、22年は中止となったが、40回の節目となった23年に復活。2日間で国内外から約7500人が来場し、氷点下30度近い極寒の中、盛況を見せた。

 ただ、青年部の部員数は減少傾向にある。イベントの規模が拡大する中、負担が大きくなっており、昨年9月下旬に同青年部は町に、町が主体となる組織づくりを依頼。10月中旬の実行委員会総会で本田町長が委員長に就いた。翌年2月の開催は見合わせた。

 24年2月の開催に向け、今年6月17日から7月22日まで町民らを対象に実行委を公募。8月8日現在で61人が集まった。募集は現在再開されており、随時受け付けている。

 8日夜に町内のタウンホールで開かれた会議には約40人が出席。前年度の経過と決算を報告したほか、実行委の組織役員構成などを事務局に一任し、次回の9月末の会議に諮ることなどを決めた。

実行委の会議であいさつする本田町長

 本田町長は「諸先輩方が築き上げた大事なイベントをなくすわけにはいかない。楽しく温かみのある行事にしたい」と意気込む。小・中学校教職員らの協力は例年通り得られる見込みのほか、バルーンマンションや雪像造りなど一部分のみのボランティアも確保していくとした。

 問い合わせは、実行委事務局の町産業振興課(0156・27・2141)へ。

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