森産カボチャ「森の都」出荷ピーク 甘くてほこほこ【森】
【森】町のブランドカボチャ「森の都」の出荷が最盛期を迎えている。ほこほこして甘みが強く、煮ても焼いても炒めてもおいしいと評判で、取引先からの引き合いが強い。出荷は今月下旬まで続く。
森産のカボチャは、道内の露地カボチャで最も早く出荷できるブランド野菜で、今年は7月21日に出荷が始まった。JA新はこだて森営農センターによると、今年度のカボチャ取り扱いは2800トン、販売高3億5000万円を計画している。
農家は畑への定植から収穫まで積算温度800度以上を厳守し、収穫後5日間のキュアリング(風乾)を経て、等階級別に選別、箱詰めし、JA森農産センター(姫川)へ運ぶ。現在は日量30トンが集まっており、道内は札幌市場、道外は東北、関東、関西市場を中心に出荷し、10キロ5玉入り1箱4000円ほどの高値で取引されているという。
同センターの太田隆美営農生産課長は「今年の生育は干ばつ傾向だったが、病害虫の被害もなく順調。カボチャ、男爵イモ、トウモロコシの3品目セット販売で新規販路を開拓、高値継続販売を実現し、生産者の所得向上につなげたい。味良し、質良し、単価良しの三拍子そろっている」と自信を見せる。
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