「オニスロ」体験乗車、温泉街周遊バス視察 静岡県の副市長会一行、登別市に【登別】
静岡県内の副市長で構成する「静岡県市政事務研究会」が1日、登別市を訪れ、登別温泉街を周遊する低速電動バス「グリーンスローモビリティ」(愛称オニスロ)を視察した。SDGs(持続可能な開発目標)の達成や地域脱炭素化の推進と、観光客誘客の起爆剤として期待がかかるバスについて理解を深めた。
同会の県外都市行政調査の一環として、15人の副市長をはじめ、各市職員ら計33人が登別市を訪問。一行は市観光交流センターヌプルでオニスロの概要について説明を受けた後、登別温泉に移動して乗車体験した。
ヌプルでは小笠原春一市長が歓迎のあいさつ。市観光経済部の煤孫泰洋総括主幹がオニスロの事業内容や運行体制について説明し「欧米の観光客が増えているので、おいしい、楽しいだけでなく、環境に対するビジョンが求められている。オニスロをうまく活用しながら、温泉街をつなぐ存在として運行していきたい」と抱負を述べた。
続いて、一行は登別国際観光コンベンション協会前から大湯沼川天然足湯入り口を経て地獄谷入り口までオニスロに乗車。
同会副会長の鴨川朗御前崎市長は「目立つので外国人が手を振ってくれてフレンドリーに感じた。SDGsのためにもこのバスが普及してほしい」と感想を話した。
同会は7月31日~8月2日の2泊3日の日程で来道。31日は苫小牧市で都市再生コンセプトプランについて調査し、1日は登別を経て白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)も視察した。
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