根室の兼由「ほたてのバジル」グランプリ ジャパン・フード・セレクション【根室】
【根室】日本フードアナリスト協会の第77回「ジャパン・フード・セレクション」で、市内の水産加工会社「兼由」(濱屋高男社長)のレトルト商品「ほたてのバジル」が食品・飲料部門でグランプリを受賞した。23日には濱屋社長らが石垣雅敏市長を表敬訪問し、受賞を喜び合った。
ジャパン・フード・セレクションは、フードアナリストによる日本初の食品・食材評価制度。日本人の繊細な味覚・嗜(し)好(こう)性・感性・食文化に配慮し、公正・中立な審査体制で評価する。フードアナリスト2万3000人のアンケートを含めて5段階の審査を通して賞を決定。商品審査についてはマーケット要因、マネジメント要因、安全性要因、ブランディング要因などを中心に100のチェック項目を基にフードアナリストが評価する。グランプリは90点以上の評価で受賞。
グランプリに選ばれた「ほたてのバジル」は、道産のベビーホタテをバジル&ガーリックソースで軟らかく煮込んだ。ご飯やお酒に合うほか、サラダやパスタなどに和えてもおいしい商品で、2022年から販売している。「開封した際にバジルの良い香りが広がる」「そのままで食べることができ、簡単に一品として利用できる」「そのままでもおいしいが、パスタ料理などにも手軽に使える」「常温保存ができるので、ストックとして常備しておきたい」などが評価ポイントとなった。
市長表敬では濱屋社長がジャパン・フード・セレクションの概要、グランプリを受賞した「ほたてのバジル」などについて説明し、試食も行った。石垣市長は「おめでとうございます。素晴らしい」などと受賞を喜んだ。濱屋社長は「最初はびっくりしたが、普段の商品作りなどが認められたのかなと思っている。魚介類が苦手な人でも食べれるような味付けを目指した」と話していた。
「ほたてのバジル」は市内のマルシェ・デ・キッチンと中標津の東武サウスヒルズ、兼由オンラインショップで販売している。
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