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釧路新聞

「恋問海岸」演歌に 山口ひろみさん新曲披露【白糠】

 【白糠】演歌の大御所``サブちゃん、、こと、北島三郎さんの最後のまな弟子、山口ひろみさんが白糠町のロマンチックな観光スポット「恋問海岸」を歌った新曲を17日、テイチクレコードから発売。これを記念して白糠町公民館で町民の前で初披露するなどのイベントを開催した。この熱意に応えて、町も待望のご当地ソング誕生で山口さんを観光大使に任命し、全国的なヒット曲へ応援態勢も高まっている。

 山口さんは大阪出身の演歌歌手。好きな言葉が「笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生」で、2002年に「いぶし銀」で歌手デビュー。22年には尊敬する師匠、北島三郎さん(原譲二)が作詞作曲した「哀愁港町」を20周年記念ソングとして発表した。昨年8月には、岡千秋さんが作曲、麻こよみさん作詞の琵琶湖疎水の岸辺に立つ三井晩鐘を題材に、男と女の恋物語を歌った「三井の晩鐘」を発売した。

 歌手生活22年の山口さんが、釧路や根室のまちを訪れて演歌を披露していた際に偶然目にしたのが白糠町の恋問海岸だった。「こんな素敵な名前の海岸の歌をぜひ歌いたい」と作詞を依頼したのが、前作「三井の晩鐘」を作詞した麻さん。麻さんも「どうしてこんな素敵な名前の海岸の歌がなかったのか。ぜひ書きたい」と即答。思いを膨らませて戻らぬ恋する人への思いを断ち切る、切ない女心を歌った新曲「恋問海岸」が誕生した。

 歌の最後は「恋問海岸夕日が落ちて行く溢(あふ)れる涙なぜですか」と白糠の美しい夕日に向かって心にあふれる涙を表現した。山口さんと麻さんは「この歌を白糠から、この釧路からぜひヒットさせたい」と熱意いっぱい。その思いは高まるばかりだ。

新曲のPRで釧路新聞を訪れた作詞の麻さん(左)と歌手の山口さん

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