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日高報知新聞

先住民アーティスト交流 平取 豪州先住民とワークショップ【平取】

ウレシパで開かれた先住民アーティスト交流ワークショップでリノカット版画技法での印刷をする参加者たち

【平取】非営利団体エージェンシーと北海道大学先住民・文化的多様性研究グローバルステーション(GSI)、オーストラリア国立大学共催の「先住民アーティスト交流ワークショップ」が6月25~27日、平取町アイヌ工芸伝承館ウレシパで開かれた。オーストラリア先住民アーティスト5人、アイヌ民族工芸家4人(彫刻3人・アットゥシ織1人)の若手アーティストらが参加して、リノカット版画技法を使った印刷ワークショップで交流した。

 平取町とオーストラリア大使館が協力。昨年11月に北大で開催された①先住民と博物館②博物館にあるコレクション(民具・遺骨など)の返還をテーマにしたシンポジウムを発端に、鵜沢加那子GSI助教が企画。日豪交流基金助成金を使い開催した。

 ワークショップでは自然をテーマにすることや目に見えるものだけでなく、自然との関連性をもとにアートになるまでのプロセスが似ていることなどを確認し合いながら、いろいろな作品を作り上げた。

 オーストラリア国立大学の研究員で北大国際連携研究教育局招聘教員(木版画)、アボリジニ研究者のジルダ・アンドリュースさんは「先住民同士という親近感がありとても良い交流になった。今は特に世界の先住民同士がつながりを持つことが大切で大きな力になる。民族それぞれに似ている困難があったからつながれるし、これからも深めていきたい」と話した。

 岡元朋也さん(彫刻)は「工芸で他の先住民の人たちとの交流は無かったので、みなさんとコラボしたことはとても刺激になった。伝統的なものばかりでなく、新しいことも取り入れアイヌ文化を継承していきたい。前向きに取り組んで行きたい」と話した。

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