全道青少年剣道旭川大会で小学生高学年団体優勝（２列目）、同低学年団体準優勝（前列）、中学生団体ベスト８の三石翔武館の選手（後列）と野口館長（右）

【新ひだか】町内の剣道場・三石翔武館（野口誠館長）が７日、旭川市道北アークス大雪アリーナで開かれた第58回全道青少年剣道旭川大会（旭川剣道連盟主催）の小学生高学年の部団体で優勝、小学生低学年の部の団体で準優勝した。中学生男子団体も、ベスト８の成績だった。

　大会はトーナメント方式。小学生高学年の部には82チームが出場。三石翔武館は、先鋒・渡辺美桜選手（様似５年）、次鋒・深澤玲菜選手（荻伏６年）、中堅・及川結翔選手（白老６年）、副将・岡妃奈乃選手（苫小牧６年）、大将・佐藤成之助選手（様似６年）のメンバー。６試合を勝ち抜き、同大会２連覇で３度目の団体優勝に輝いた。２回戦から登場した翔武館は岩見沢剣道連盟に５―０、３回戦で江別東剣道スポーツ少年団を２―１、４回戦で新川クラブを３―２で下し、５回戦で強豪の恵庭剣道連盟Ａに２―１、準決勝は伊達網代道場に１―１となり代表決定戦で佐藤選手が見事に勝利。決勝では札幌若草に２―２となったがポイント差で勝利した。

　小学生低学年の部には58チームが出場。三石翔武館は、先鋒・米田健人選手（三石小年）、次鋒・加藤凛選手（同１年）、中堅・加藤暖人選手（同３年）、副将・池田桃子選手（同３年）、大将・深澤輝留選手（荻伏４年）のメンバー。初戦で高志塾・春光（当麻）に４―０、２回戦で陵雲道場に３―２、３回戦で旭川剣風会を４―１で下し、４回戦で稚内白樺道場に４―１、準決勝で比布町剣道スポーツ少年団Ａに３―１で勝利し決勝へ。決勝では沼ノ端剣輪道場に３―０で敗れ惜しくも準優勝。

　中学生団体には58チームが出場。三石翔武館は、３試合を勝ち進み、準々決勝で恵庭剣道連盟Ａに２―２となり代表決定戦の末惜敗した。

　小学生低学年の部の大将・深澤輝留選手は「チームみんなで頑張って決勝まで進めて良かった。次は優勝できるようけいこを頑張りたい」と話した。同高学年の部の大将・佐藤成之助選手は「２連覇はうれしい。これからも、一人ひとりが自分の役割を果たし、次の大会も優勝を狙いたい」と笑顔で話した。中学生団体の部の先鋒・池田美咲選手（三石２年）は「準々決勝で接戦で負けてくやしい。先生方の指導に感謝しながら、頑張って強くなり、みんなで優勝したい」と気を引き締めた。

　野口誠館長は「小学生は全道でトップクラスの選手に育ってきている。きついけいこの成果が出ており、より上を狙って、保護者と選手が笑顔になれる試合を継続していきたい」と選手を称えた。