マツカワ稚魚35万匹搬入 道栽培漁業えりもセンターへ【えりも】
【えりも】噴火湾に面する伊達市の道栽培漁業センターから同えりもセンターへ、マツカワ(タカノハガレイ)稚魚35万匹の搬入が始まった。
過去の乱獲で、資源が枯渇状態であった高級魚・マツカワは、資源回復のために、えりも以西海域沿岸の市町村と関連漁協が、ふ化放流に取り組んで18年目。
初回の9日午後には、13万匹がえりもセンターに搬入され、町産業振興課とえりも漁協職員13人が、30分ほどかけて40㌧飼育水槽2基に移し終えた。11日と17日には11万匹づつ搬入する。
伊達市の道栽培センターから、平均全長50㍉に成長した稚魚の搬入には、えりもセンターが輸送用に開発した輸送篭に小分けして入れ、さらに1㌧型活魚水槽14基に詰めて酸素を補給しながら、約4時間半かけてえりもセンターに搬入している。
搬入した稚魚は、センター内の6基の飼育水槽で、プランクトンなどを給餌して中間飼育し、9月下旬までに平均9㌢までに成長させた稚魚を、日高管内沿岸の港湾・漁港内から随時放流して各地域の漁業を潤す。
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