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日高報知新聞

くぼみに夕日が沈む かえーるCLUB 記念カードを配布【平取】

オプシヌプリの伝説の記念カード

【平取】まちおこし活動に取り組む「かえーるCLUB」(代表・山本敦子)の5人は夏至の6月21日、二風谷の穴あき山に沈む夕陽を見に訪れた50人に「オプシヌプリの伝説」記念カードを配布した。

オプシヌプリの山に沈む夕日を見に集まった人たち

 この日は、町内はもとより、遠くは東京都から訪れた人もいたが、あいにくの曇り空で、太陽が沈むのを見ることは出来なかった。

 アイヌ民族の伝説が残る二風谷の山「オプシヌプリ」(アイヌ語で穴あき山)では、例年夏至の日の前後3日間ほどオプシヌプリの山頂近くのくぼみに夕日が沈む神秘的な光景が見られ、2007年には重要文化的景観にも選定されている。

 穴にまつわる伝説には、「昔、十勝のアイヌが沙流川を攻めてきた時、オキクルミ(アイヌに生活文化を教えた神)が互いに血を流すことを避けるため、技比べをしようと提案。最初にオキクルミがヨモギの矢を弓につがえて川の向こうの山を射た。1本の矢で見事に岩山に穴が開いた。十勝アイヌはそれを見て、度肝を抜かれて逃げ帰ったことから、山の向こう側にはヨモギがたくさん生えている」といった伝えがある。

 1898年(明治31年)大災害をもたらした大雨の時に峰が崩れてしまったと言われ、かつては、今のくぼみの上の部分がつながっていて「穴」だったという。

 山本代表は「オキクルミの伝説を知り、穴あき山に沈む幻想的な夕日を見に来てほしい。今年からふるさと納税の返礼品にこの絵本を入れた。アイヌ文化を知るきっかけにしてほしい」と話した。

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