事故から復活した恐竜マイケルと喜ぶ従業員ら

　伊達市大滝区三階滝町の国道２７６号沿いのレストラン兼物販店「きのこ王国本店」にある全長１０メートルの人気恐竜マスコット「マイケル」が昨年、トラックに突っ込まれ、撤去されていた。復活を望む声に応えるため、３０日に修繕したマイケルを祝うイベントが同店横の駐車場で開催される。

　恐竜マイケルは、約１５年ほど前に設置。昨年９月、無人の４トントラックがサイドブレーキのかけ忘れで突っ込み、手足が折れ、鉄骨が破損したため撤去されていた。事故は交流サイト（ＳＮＳ）で拡散。時間が経つにつれて「いないとさみしい」「また見たい」など復活を望む声が多くなり、修繕することを決めた。

　マイケルは元々、台湾生まれで十勝管内芽室町の牧場にあった恐竜模型。同店のマスコットとして、呼びやすく親しみを込めて「マイケル」と名付けられ、来場者から愛されてきた。

　今年３月から６月半ばまで札幌市の修理業者に「入院」し、現在は「退院」して本来の位置に。立派な雄姿が見られる。

　同店統括広報の津田路代さん（５１）は、「マイケルがたくさんの人から、愛されていることがわかりうれしかった。みんなで祝うためにイベントを企画した」と話した。

　「マイケル復活祭」は午前１０時～午後３時。きのこバンドの演奏会、ミニマイケルや大滝鍋のおじちゃんがゲストで登場。先着２００人にマイケルをデザインしたうちわや風船をプレゼントする。

　このほか、くじ引き、綿あめ、かき氷、焼きそば、おにぎり、キュウリ１本漬け、大滝鍋などの縁日がある。

　２千円以上のレシートで同店の商品が当たる抽選会、草太郎の餅まきなどを予定している。

　問い合わせは同店、電話０１４２・６８・６２７０へ。

昨年９月に事故に遭った恐竜マイケル（提供写真）