漁業や環境問題 北海道食の自給ネットワーク まるごと学ぼう食育講座【日高】
【日高】北海道食の自給ネットワーク(中原准一代表理事)主催の「まるごと学ぼう‼食育講座2024」が22日、厚賀漁港で開かれ、札幌市内の小学生(3~6年生)20人とボランティアスタッフ11人ら計35人が参加して漁業や環境問題を学んだ。
同ネットワークは、北海道に住む自分たちに出来る活動を行い、第1次産業の活性化や食料自給率を高めることにつなげたいという思いで1999年に発足。会員は消費者、生産者、流通、加工業者など約200人。発足以来、食農に関わるさまざまな活動を展開している。
プロジェクトリーダーの吉田知子さんは「年間スケジュールで4回の講座を計画している。今回は例年と少し変え厚賀漁港を訪れた。子どもたちに漁業の事や環境問題、乗船体験などなかなか体験することのないことを楽しみながら学習してもらう」と話した。
この日の内容は①サクラマスの解体②浜を散策し自然を楽しみ、ゴミ拾いをして環境整備③昼食(サクラマスのちゃんちゃん焼き・カレイのから揚げ)④乗船体験。
講師を務めた石崎忠幸さん(加工業・石崎水産社長)は20年ほど前から同ネットワークと関りを持ち、札幌市などに出向き講師を務めている。学習では、厚賀沖で採れるマガレイ、八角、カスベなどの特徴を説明し、子どもたちは興味深く質問したり石崎さんの話に耳を傾けていた。また、漁師たちに伝わることわざや空を見ることにより天気を予想できる方法も話した。環境問題にも触れ、海を汚染しないことが地球を守ることにつながることや未来を考えた行動を促した。
日新小5年生の児童は「楽しすぎた。初めていろいろな魚を近くで見た。魚だけではなく、いろいろな話を詳しく聞けてたくさん学んだ」と笑顔で話した。
関連記事
生活支援の会ねこのて 譲渡会に町内外から100人 グッズ販売も 安平
安平町のNPO法人生活支援の会ねこのて(花田理子理事長)は17日、追分ふれあいセンターい・ぶ・きに札幌市のNPO法人猫と人を繋(つな)ぐツキネコ北海道(吉井美穂子代表理事)を招き、猫の譲渡会や講演...
クラフトビール醸造開始 苫小牧産いよいよデビュ
苫小牧市内初のクラフトビール醸造所「北海道ブルワリー」(錦町2)で、クラフトビールの生産が始まった。苫小牧市や厚真町で取れたヤチヤナギを原料に、苫小牧市の水道水で仕込んでおり、27日から隣接する飲...
狙い定めドローン操縦 室工高1年生が体験【室蘭】
道建設部主催の情報通信技術(ICT)の体験講習会が20日、室蘭市宮の森町の室蘭工業高校(鈴木康礼校長)で行われた。1年生の環境土木科6人、建築科23人が、ICTの基礎知識やドローンの操縦技術を...
12月1日「Xマスコンサート」 サンタの会、活動振り返る展示も【伊達】
西胆振で活動する音楽ボランティアグループ・サンタの会(太田亜紀子代表)のクリスマスチャリティーコンサート「ぼくらの音楽会」が、伊達市梅本町の伊達信用金庫コスモスホールで12月1日に開かれる。ク...
健千窯の津村さんに社会ボランティア賞 国際ソロプチミスト日本財団表彰【登..
工房、不登校児の居場所に 登別市緑町の窯元・健千窯を主宰する津村健二さん(79)が、国際ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を受賞した。2012年から市内小中学校の不登校の子どもたちに...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】