ダルマに目を入れる遠藤氏

【平取】11日告示の平取町長選は、午後５時の届出締め切りまでに現職の遠藤桂一氏（66）＝無所属＝以外の届出は無く、無投票で再選が決まった。

　遠藤氏は町内荷負出身。富川高校を経て北海学園大学経済学部経済学科卒。１９８０年（昭和55年）４月に平取町役場に採用され、２００８年（平成20年）まちづくり課長、16年（平成28年）４月から副町長、20年（令和２年）６月町長に初当選し現職。

　この日「平取（みんな）の夢を未来（あした）につなぐ」をスローガンに５つの公約を訴えて、町内一円を遊説し、午後５時に事務所に戻った遠藤氏は、駆け付けた支持者や副町長、教育長を含む管内の町長、各町議会議長ら約70人に拍手で迎えられ、感無量の面持ち。

　当選報告会で遠藤氏は、すみえ夫人（65）らが見守る中ダルマに目を入れ、遊説隊の女性から花束を受け取った遠藤氏は「コロナ禍への対応で苦慮した４年間だったが、まいた種をこれからの４年間で大きく育てたい。近い未来の平取町をどのようにするか考え進めていきたい。さまざまなニーズがあるが実現に向けて頑張りたい」と決意を述べた。

　来賓あいさつでは衆議院議員・堀井学氏夫人、日高総合開発期成会会長の鳴海修司新冠町長、藤沢澄雄・小林雄志道議が「健康に留意され、町民を引き連れ素晴らしい平取町を築いて」とエールを送った。

　町長選の当選証書付与式は、17日午前10時から議事堂で行われる。