ダンス「ほろよい姉妹」を警戒に舞うひだまりの会会員（新冠町）

【えりも】第49回日高管内老人芸能発表会が７日、町福祉センターで開かれ、管内全町から25単位クラブ、総勢１５０人が参加して交流した。

　日高管内老人クラブ連合会（水野武雄平取町老人クラブ連合会長）が主催し、えりも町、町教委、町老人クラブが共催。

　発表会は、長い間地域社会に貢献してきた、日高管内の高齢者の労苦をねぎらい、これからも積極的に地域活動に参加して、実り多い老後を送ってもらえることを願って、管内各町持ち回りで開催している。

　開会あいさつで、水野会長は「出演者の懸命な練習の成果に声援と拍手を送ろう」と呼び掛け、令和５年度全道老人クラブ連合会長受賞者と、６年度日高管内老人クラブ連合会長受賞者の氏名を紹介した。

　泉紳一副町長は、遠方からの来町を歓迎し、参加者の元気で豊かな老後を期待。高見芳彦日高振興局長は「日本最大面積の国立公園が日高・十勝管内に間もなく実現する。道は、日高の魅力発信と住民生活の安心のため努力する」と述べた。

　芸能発表は、岩間みち近笛ふれあいクラブ会長（えりも町）の司会で進められ、歌謡曲では各出演者は自慢の喉を、舞踊やダンスでは軽快なステップなど26演目を披露した。

　唯一の日舞、廣田セイ子さん（平取町・振内老人クラブ高砂会）の「名城・熊本城」の優雅な扇舞に会場はうっとり。フィナーレは、荒谷康彦・昭子さん夫妻（浦河町・東町親和会）の歌謡曲「絆」で夫婦愛を披露し、次回の浦河町での再会を期待した。

　町内から参加した能登貞子さん（88）は「趣味と交流を楽しんでいる高齢者の元気と若さを思い知らされ、さらに生きるエネルギーが湧きました」話した。

　功労受賞者は次の通り。

　◇令和５年度・全道老人クラブ連合会長表彰

　▽創立60周年記念表彰―新冠町東町老人クラブ（優良老人クラブ）▽永年勤続表彰―柳澤良孝（新冠町社協）▽功労者表彰―下久雄（新冠町）、野尻曻（同）、及川泰明（新ひだか町）、岡野玲子（同）。

　◇令和６年度・日高管内老人クラブ連合会長表彰

　▽原武久（新ひだか町）、中屋幸雄（同）、京野清成（同）、中川廣（浦河町）