画面に触って遊ぼう チームラボ開発のデジタル遊具導入 はこだてみらい館【函館】
函館市の公共施設「はこだてみらい館」(若松町、キラリス函館3階)は、デジタルアートを制作するグループ「チームラボ」が開発した「こびとが住まうキャンバス」を導入した。常設展示としては道内初で、画面に触れると多彩な変化がある最先端のデジタル遊具を楽しもうと、早くも家族連れや観光客の人気を集めている。
チームラボは、デジタル技術を活用したアート空間作りや商業施設とコラボレーションした企画展示などを幅広く行い、国内外で高い注目を集めている。同館は1日から作品の体験を始めた。
横約3・3メートル、縦約1メートルの画面に大勢のこびとが暮らしている設定。利用者が画面に登場する5色の絵の具が入っているシャボン玉に触れると、こびとの動きをさまざまに変化させることができるほか、絵や線で自由自在に物体をつくると、こびとの世界に反映される。家庭用ゲームと一味違う新感覚の楽しさが魅力だ。静岡市から親戚9人で来た楠山翔天ちゃん(6)と杉山穂好ちゃん(4)は「びっくりしたけど、面白かった」「不思議だった」と笑顔を見せた。
柴嶺亮館長は「導入から入館者数が昨年対比で2割以上増え、人気が高い。遊び方は自由で質感や肌感、温度感を感じながら自分で創造する面白さがある」と話し、「施設は子ども向けというイメージがあるかもしれないが、大人だけの来館も可能。多数の魅力的なコンテンツを体験して、非日常の没入感を味わってほしい」と来場を呼び掛けている。
営業時間は午前10時~午後8時。問い合わせは同館(0138・26・6000)へ。
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