ボランティア団体提供の子ども食堂も大盛況

　子育てに役立つ情報を発信する場と親子で楽しめるイベントをひとつにまとめた「うらかわ子どもまんなかフェスティバル」が２日、町総合文化会館３階ふれあいホールで開かれ、５００人を超える大勢の親子連れらで熱気にあふれた。

　子どもの健やかな成長を支援する「子どもまんなか」施策を進める町と町教委が「親子で一緒に参加するイベントや子育てに関する相談、情報交換の場を作ってほしい」との声に応え初めて開催した。町が実施している楽しい遊びの場、学びの場、子育てに役立つ情報を来場者に発信した。

多くの子どもでにぎわ った体操教室

　会場では、子ども体操教室や木工クラフト体験、布バッグ・缶バッチ作り体験のほか、絵本のリサイクルコーナーなど様々なイベントが行われ、どのコーナーも大盛況。元気ステーションのオレンジカフェのボランティア団体が提供する子ども食堂では、カレーライスや焼きそば、クリームパフェなどが１００食限定で提供され、お昼時には大勢の親子連れで行列が出来た。

　両親と４人で来場した佐藤澄和さん（浦河東部小４年）、澄弥君（同１年）の姉弟は「缶バッチ体験が楽しかった。来てよかった」と話し、父・知也さん、母・亜矢さんは「子どもが体を動かすのに来てみました。イベントや遊び場をまとめてやっているところがないので良い試みだと思う」と話した。矢本幸来さん（浦河小１年）は父・幸裕さん、母・有未さんと訪れ「トートバッグづくりが楽しかった。（定員いっぱいとなった）体操にも参加したかった」と興味を持っていた。

　町子育て医療課では「思っていた以上に多くの皆さまに来場していただいた。来場者も関係者も楽しみながら、町が進めている子育て支援の施策や情報を知ってもらい、子どもたちの健やかな成長を地域全体で後押しできる環境づくりのきっかけになれば」と反響の大きさに驚いていた。