馬場内の調教場へ向かうゲートのオープンを待つ競走馬（５日午前５時２０分ごろ）

　日本中央競馬会（ＪＲＡ）函館競馬場（函館市駒場町１２）では、８日に開幕する函館競馬を前に、調教が本格化している。競走馬たちは早朝から体を動かし、レースに向けてコンディションを仕上げている。

　今年の函館競馬は８日から７月１４日までの毎週土、日の計１２回開催。同競馬場によると、入厩期間は５月１６日から８月２２日までで、４日までに４７８頭が函館入りしている。昨年は最大６９１頭だった。

　馬の調教は体温を考慮し気温の低い早朝に行う。午前５時ごろから続々と厩舎を出て、同５時半ごろに調教場が開放されると、ゆっくり体を動かしたり、ダートコースやウッドコースを駆け抜けたりしている。５日は今週末の出走に向けて速いタイムをマークする「追い切り」を行う馬もいて、開幕が近いことを感じさせていた。

　重賞レースは、９日のＪＲＡ７０周年記念函館スプリントステークス（ＧⅢ）、７月１３日の函館２歳ステークス（ＧⅢ）、同１４日の函館記念（ＧⅢ）。開幕週のイベントでは、９日にＪＲＡ年間プロモーションキャラクターの佐々木蔵之介さんが来場し、第１１レース後の表彰式プレゼンターや、全レース終了後にパドックでトークショー（司会はレッド吉田さん、ゴルゴ松本さんのＴＩＭ）に登場する。

　このほか期間中でグルメやプレゼント、家族で楽しめるイベントが多彩。入場料は一人１００円（９、１６日は無料）で当日現金販売のほか、インターネットで事前予約も可能。詳しい内容はＪＲＡホームページで。