ソウル線就航35周年祝う 日韓交流のさらなる発展を 新千歳
新千歳空港の国際化と、大韓航空の新千歳―ソウル線就航の35周年を祝う記念式典が3日、同空港国際線ターミナルビルで行われた。北海道エアポート(千歳市、HAP)、大韓航空、仁川国際空港公社が主催。関係機関・団体、空港所在自治体などから22人が参加し、国際線と日韓交流のさらなる発展を願った。
本道と海外を結ぶ直行便は、1989年6月2日の大韓航空「新千歳―ソウル線」就航が始まり。ソウル線が通称の新千歳―仁川線で現在、同社は1日2往復、週14往復運航。新千歳は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年3月~22年7月に国際線定期便がゼロとなったが、その再開最初も同社だった。
式典でHAPの蒲生猛社長は、これら歴史を紹介しながら大韓航空が果たしてきた役割に感謝し、「北海道と韓国を結ぶ空の玄関口の役割を継続し、前進していく」と強調。大韓航空日本地域本部の金祐弘旅客チーム長も式典後「グランドハンドリング(地上支援業務)不足などの問題を解決し、増便やチャーター便を検討し、北海道に来ていただく努力をしたい」と力を込めた。
また、来賓の浦本元人副知事は祝辞で「新千歳―ソウル便は韓国と北海道を結ぶ架け橋。さらなる国際化に向け関係者と取り組みを進めたい」と意欲。岩倉博文苫小牧市長は、昨年11月に韓国の仁川国際空港で倒れたことに触れて「入院から帰国までお世話になった」と謝辞を述べ「日韓関係は重要。さらなる交流の進展を」と期待を寄せた。
引き続き、大韓航空のチェックインカウンターで、仁川に向かう利用客に記念品をプレゼントした。
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