親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】
【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。
町は、2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指し、挑戦していくことを6月27日に宣言した。地球温暖化対策実行計画などに基づき、再生可能エネルギーの利用促進や省エネルギーに向けた意識・環境の強化などさまざまな取り組みを展開している。
工作教室の講師は、パナソニック・エレクトリックワークス社(札幌市)の竹内雅彦さんが務めた。社会貢献事業として、今年全国で340カ所、全道34カ所で教室を予定。
最初に、スライドなどで電気の無駄づかいや水力・風力・太陽光発電など「電気のつくり方と燃料」、太陽電池のしくみ、太陽電池での発電や蓄電、LED(発光ダイオード)の光るしくみを話した。白熱灯、けい光灯、LEDの違いを説明し、LEDの特徴として①寿命が長い②コンパクト③省エネ④熱くならない―と説明した。
工作では、事前に準備したLEDランタンキットと木工ボンド、綿棒、ドライバーなどを使ってランタンづくりがスタート。子どもたちは、型紙のパーツを外して、配線セットのリードコネクターを電池ケースやLED基盤に接続し、LEDライトの点灯を確認し、ランタンを完成させた。
父親と参加した五十川寛大君(高静小4年)は「ランタン工作の時間も長く、難しかったけど楽しかった。再生可能エネルギーについて学べた」、母親と参加した尾友悠志君(静内小5年)は「ランタン作りがおもしろかった。コードつなぎが難しかったけど、ライトをつけて完成した。太陽光発電のしくみを学べた」と笑顔で感想を話した。
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