ポスターを持ち来店を呼びかける田中店長

伊達野菜もふんだん

　登別市桜木町にある地域カフェ＆レストラン「ともかな」は８日から、店内にガレット専門店「魔法のじゅうたん」をオープンさせる。テイクアウトをメインに、国産のそば粉１００％にこだわり、伊達産の野菜をふんだんに使った一品が味わえる。販売をする田中麻美さん（４９）は「特別な空間ですてきなひとときを過ごしてほしい」と来店を呼びかけている。

　ガレットはフランス・ブルターニュ地方の郷土料理。そば生地を薄く焼き、ハムやチーズ、野菜などを載せて食べる。

　普段は、鷲別町４の自宅でガレットを販売している田中さん。きっかけは世の中にそば粉が余っていること、地元である伊達市では野菜が廃棄されていることをニュースで知り「自分にできることをしたい」と思い立った。模索を続けガレットに行き着いた。

　ともかなが実施している一般の主婦や学生、プロらが日替わりで料理を振る舞う「ワンデイシェフ」として提供。メニューはチョコ、きな粉、シュガーバターの３種類となっている。

　また、８日はオープン記念としてチョコレート研究室や雑貨屋ｋｕｌｕｌｕ、ｃｏｆｆｅｅ屋ｃｏ＋ｃｏなども出店する。

　田中さんは「ともかなの『ともに叶（かな）える』というキャッチコピーに胸を打たれた。ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話した。

　６月の営業は８日のみ。７月から第２・４土曜日のみの営業となる。営業時間は午前１１時半～午後３時。定休日は、土曜日が祝日や年末年始に当たる場合。問い合わせは田中さん、携帯電話０８０・１８７６・５０２８へ。