動物の人形の動きに目を輝かせる子どもたち

【新ひだか】町図書館のこどもの読書週間事業「おたのしみ劇場ガウチョス」の人形劇が５月18日、同館多目的集会室で開かれ、53人（子ども32人、大人21人）の親子が参加して人形劇を楽しんだ。

　「おたのしみ劇場ガウチョス」は、札幌を拠点に国内外で活躍する人形劇ユニット。堀口栄一さんと田中美好さんが２００１年に旗揚げし活動を開始した。保育所や幼稚園、小学校、図書館などで公演するほか、子ども向けにマリオネット（糸操り人形）作りのワークショップも開催している。人形は全て手作りで、音楽はアコーディオンの生演奏。

　第１話では、「ちくおんきとマリオネットのファンタジー」を公演し、手回し式の蓄音機から流れるレコードのメロディーにのせて、マリオネットたちが繰り広げる、懐かしくてちょっと不思議な世界を演じた。

　第２話のマリオネット劇場「どうぶつのサーカス」では、逆立ち、玉乗りのおさるのモンキチくん、一輪車や綱渡りのダチョウのダーコさん、ピエロがジャグリングするたぬきのポンタくんなどかわいいどうぶつたちのサーカスに会場から「がんばって」と応援の声が響いていた。

　町内から母親と参加した、原万琴（まこと）さん（高静小６）と万大（まひろ）君（５）は「オランウータンのウーちゃんの空中ブランコが楽しかった。人形が生きているように見え、不思議な動きが楽しかった」と笑顔で話した。

　ワークショップの「紙コップでウマのマリオネットをつくろう！」では、身近な材料を使ってウマのマリオネット作りに約30人が参加した。